押し花の足形の誕生話

出産をした時、どんな気持ちでしたか?

「やっと会えた!」「赤ちゃんかわいい!」など、たくさんのハッピーな気持ちで埋め尽くされたと思います。

 

私はと言うと初めての出産を終えたとき、「終わった…やっと終わった…」でした(笑)

もちろん我が子はかわいくて、唯一無二の愛おしい存在には変わりないのですが、それよりも疲労や達成感でいっぱいでした。

産道まで切ったので、その傷は痛むし、母子同室で常に眠いし、授乳には苦戦し、とにかく大変だった思い出ばかりです。

 

そして退院の日、お世話になった助産師さんから小さな小さな足形をプレゼントされました。

きっと退院してから赤ちゃんの足形をとる余裕もなかっただろうし、初めて我が子の記念品をもらえて、嬉しかったことを覚えています。

自宅に帰り、額を買って、その中におさめました。

 

ずっと飾っていたので、その足形のインクが薄くなってしまっていることに気づくこともなく、とうとう形がかろうじてわかる?、くらいになってしまいました。

どうすればいいかなぁと思っていましたが、もう時すでに遅しでした。

 

それからまたしばらくして、2人目を出産しましたが、今度の産院では足形をとるサービスはなく、結局、我が子2人の足形は残っていません。

それからリースやアロマクラフトを通じてお花を扱うようになり、同じくお花をたくさん育てている友人のアドバイスで、この押し花の足形が生まれました。

 

これから、地をしっかり踏んで歩んでいく、小さくも力強い足形を作って行けたらいいなぁと思っています。

欲を言えば、我が子たちの足形も押し花で残したかったなぁ(笑)